人は何のために生きているんだろうとすごく悩んでる時があったので哲学の本とかよく読んでいたけれど、
結局ニーチェとかは生きてる意味は無いから積極的ニヒリズムで生きろとか言ってくるしパスカルは人は家家の中でじっとしてはいられないのだ熱中しろ??だったかな、 ことを言っていて ほんとかどうかどっちこれらの哲学者の言っていることを聞いているときはあぁなるほどすごいなぁと思っていたけれども進化心理学を知った後になって考えてみると、
人の心は進化によって形成されてきたって言う形があるけれどもそこら辺のところ全然考慮してないけど大丈夫?と思うようになった
大体ダーウィンは1800年代の人でニーチェも同年代でダーウィンより少し後に生まれの人だけれどもパスカルに関しては 1600年代の人なんでそもそも進化論と言う考え方すらない時代の人なので、
なかなか遺伝子とか進化論とか 脳科学とか心理学とか今では当然のようにあるような学問の基盤なしに自分の頭1つで色々と 考えていたんだなぁ
最近も「14歳からの哲学」とか「幸福と人生の意味の哲学」とか哲学系の本は色々と読んでいるけれどもその中に 進化心理学の言葉を見る事は無い。
なぜ人は幸福を求めるのか
幸福はなぜ続かないのか
なぜ意思が怖いのか
周りの人の評価が気になるのはなぜなのか
人生は何のためにあるのか
なぜ人は人を好きになるのか
本当の愛とは何なのか
自由とは何なのか
暇はなぜ辛いのか
とかいろいろ哲学は考えるのだろうけれども
結構哲学者によっては「人間はこういう風に考える存在である」みたいな無条件に前提条件定義していて、なぜその前提条件があるのかについて追求していないひと 多いように感じる
例えばパスカルは「人は部屋の中でずっとじっとしてはいられないのだ」といったことを言っていたがなんで人は部屋の中でずっとじっとしてはいられないようにできてるんですかと言う質問に対しては回答していなかったと思う。
実際は進化の過程で生存と生殖に有利な心理構造が残ってきているので、そのじっとしてられない前提は進化論で説明できる。
でも今が辛いとか幸福を求めるとかこういう感情とか喜怒哀楽とか欲求とか人の性質的な事は進化心理学的な納得のいくような説明は作りやすいけれど
例えば人生の意味だとか自由とはどういうことなのか 概念についてどのように考えるかといった ことについては進化心理学ではうまく説明を作りにくいのかなあと