2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ (NewsPicksパブリッシング) ピーター・ディアマンディス (著), スティーブン・コトラー (著)
技術がコンバージェンスして加速度的に進化が起こる
コンバージェンスとは融合という意味
つまりいくつもの発見や技術が掛け算となって更なる進歩を生み出すって感じのことが書かれている。
分野としては量子コンピューターや AI 、5G、3Dプリンター、材料化学、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、クリスパーなどを扱っていて
これらの技術が買い物やエンターテインメント、教育、医療、寿命、保険、金融、不動産、食料の分野でどのような未来を引き起こされるかについて考察されている。
あと、イーロンマスクやジェフベソスの事例もよく取り上げられていて特にイーロンマスクのハイパーループやブレインマシンインターフェースについては日本めちゃくちゃ遅れてるやんと実感させられた。
イーロンマスクのハイパーループ↓
特に面白いと思ったのは加速を加速させる7つの力として
時間の節約:技術の進歩で日常の雑務の時間が少なくなったりや、同じ研究内容がより少ない時間で完了することでより研究に時間を注げる。
贅沢な資金:投資環境が整ってきている。ICOやクラウドファンディングなどの多様な資金調達の出現。
非収益化:あらゆる技術がより低コストで利用できるようになってきている。
天才の発掘しやすさ:ジェンダーや教育格差によって埋もれていた人が発掘されやすくなっている
贅沢なコミュニケーション:インターネットを通じて各分野の専門家たちが相互に意見を交わしやすくなっている。
新たなビジネスモデル:あまりよくわからなかった
寿命を延ばす:医療の進歩や老化研究の進歩により天才たちが活躍できる期間が延びる
といったことが挙げられていてあーなるほどこれは進歩が加速しますわって納得した。
ミドリムシ博士の超・起業思考 ユーグレナ最強の研究者が語る世界の変え方 単行本(ソフトカバー) – 2021/4/16 鈴木健吾
著者の鈴木健吾さんはミドリムシ由来の燃料や食品、化粧品を開発する株式会社ユーグレナの執行役員研究開発担当である。
ユーグレナが今に至るまでのストーリーとアカデミアとビジネスの両輪を走らせた経験について書かれている。
ユーグレナ社長↓
あと、1年生は研究で用いるべき思考法についても書かれているロジックツリーやランチェスター戦略、比較優位の原則など。
鈴木さんは自分が成功した理由としてミドリムシという若手から人気のない分野で自分しかやる気のある若手のプレイヤーがいなかったことを挙げられているが、ミドリムシ以外の分野でも日本は特にブルーオーシャンなニッチでガチったら比較的早く頭一つ抜けれる分野ってたくさんあるのかなーと思った。
それは落合さんもこの動画で言ってた気がする。
やる気のある人にとって日本は圧倒的に楽勝プレイ、コンペティターが誰もいない。
今は地球温暖化がやばい環境破壊がやばいっていうのが国際的にすごく重要になってきて
日本でもSDGsが広がっている
日本の中でSDGsのど真ん中にいるのがユーグレナでユーグレナのカーボンニュートラル燃料などが期待されていて、実際に陸海空のモビリティで実用化されている。
なんでこの本を読んだかって、それはユーグレナの株を買っているからだ。
会社のことよくわからないまま社会人になった人へ【第3版】 単行本(ソフトカバー) – 2019/2/4 池上彰
取締役が何なのかよくわからなかったのでとりあえず初心者向けの会社の本でも読んでみようと思って購入。 株主と取締役会とかアメリカとの違い、日本型経営、男女の雇用格差、雇用形態、福利厚生、労働組合など全般的に広く浅く扱っていて、さらさらっと2時間半ぐらいで読めた。 なんとなく会社のぼんやりとしたとしたイメージはついた?? とっかかりには良い本だと思う。